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石原都知事がデマ拡散に協力!?三菱商事、三井物産、三菱UFJ、三井住友銀行が本社を大阪へ移転するとの噂がネットで飛び交っているが… - It's a New World

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石原都知事がデマ拡散に協力!?三菱商事、三井物産、三菱UFJ、三井住友銀行が本社を大阪へ移転するとの噂がネットで飛び交っているが…

「三菱商事、三井物産、三菱UFJ、三井住友銀行が本社を大阪へ移転するらしい…」このようなニュースがネット掲示板やツイッターで飛び交っている。

これは、石原都知事が24日の定例記者会見で記者の質問に答える形で“肯定”したのがソースのようだが、マスコミ等では一切報道されていないこともあり、ネットでは「マスコミに何らかの圧力がかかり報道を規制されているのでは?」という意見も見かけた。

個人的にはデマの匂いがプンプンするが(^^;)、首都圏の放射能汚染や大地震の予測などが大きな注目を集めている状況の中、なんとなく気になるものを感じたので、少し調べてみた。

まず、私が見つけた元々のソースはこちら。

東京都HP
石原知事記者会見(平成24年分)
↑24日の分、16分頃の質問
昨日の都知事定例記者会見さっき見てたら
三菱商事、三井物産、三菱UFJ、三井住友銀が本社大阪移転かよ。

・記者の質問
先日の都議会の定例会の施政方針演説で、
知事が24年度予算は都税収入が5年連続で減少していると述べていますが、
昨日の発表で、三菱商事、三井物産、三菱UFJ銀行、三井住友銀行
そのほかパナソニックなどが大阪へ本社を移転すると発表しましたが、
それによって税収がおそらくかなり下がると思いますが、その点に対して、知事の見解をお願いします。

・都知事の回答
困ったもんだね。それね。本社はたくさん東京にあったほうが良いんだけど、
しかしやっぱりね、そういう形で、集中集積が進みすぎるのも好ましくないしね。
大阪が要するに大大阪として復活しようとしてる時にね、
そういう優良な企業が大阪に本社を移すのは、まあ大阪にとっちゃ好ましいことだし、
相対的に日本にとっては、そう悪いことではないんじゃないのかな。
敵に塩を送るつもりはないけど。
(ニュース2ちゃんねる)

よく分からない場合は、こちらの動画の15分45秒辺りから見て欲しい。

確かに、記者は「三菱商事、三井物産、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、そのほかパナソニックなどが大阪へ本社を移転すると発表しました」と言っており、石原都知事もそれを否定せずに「困ったもんだ」と回答している。

さらに、東京都から発言に関する訂正などが出ていないことも、このニュースの信憑性を増す原因となっているようだ。

しかし、「パナソニックが大阪へ本社を移す」というのはオカシイと思いホームページを確認してみると、やはり「本社所在地・大阪府門真市」と明記してある。
 会社概要 | 会社情報 | パナソニック企業情報

つい最近には、こんなニュースもあった。

パナソニックが売却方針を決めた東京都港区芝公園にある東京本社ビル(今井裕治撮影)

 パナソニックが東京都港区芝公園の東京本社ビルを売却する方針を固めたことが、23日わかった。東京の本社機能は今秋、同区東新橋の旧パナソニック電工の東京本社だったビルに移る。資産を圧縮して経営を効率化すると同時に、重複する機能を集約してグループの連携強化につなげる。

 パナソニックは今年1月に旧パナ電工を合併し、法人格を残した三洋の事業も一部以外は吸収した。これらの事業統合に併せ、各拠点の再編を推進。大阪府守口市の三洋電機の本社ビルも、数年後をめどに売却を検討する。

 旧パナ電工東京本社だった「パナソニック東京汐留ビル」は平成15年1月の完成と比較的新しく、省エネ性能にも優れている。JR新橋駅に近く交通の便も良いことから、東京の本社機能を移管する。パナソニックの東京本社「東京パナソニックビル」の売却先などの詳細は今後、詰める。

 一方、東京都台東区にある三洋の東京ビルは当面、電池事業などの拠点として存続する方向だ。大阪府門真市のパナソニック本社に隣接する旧パナ電工の本社ビルも、環境事業などの拠点として今後も活用する。
(パナソニック、東京本社ビル売却へ今秋 旧パナ電工ビルに移転 - MSN産経ニュース)

タイトルを見た時に、一瞬ドキッとしたが…^^;

こちらの記事は「2012.2.24 07:07」の配信とあるので、とりあえず現在の時点では、パナソニックが東京本社を引き払って大阪に本社機能を集約する計画はないようだ。
(巷では東京本社、大阪本社などと本社が複数存在することはよくある)

三井物産や三井住友銀行などについては、現時点では2ちゃんねるなどのネット掲示板以外に他のソースを見つけることはできなかったが、少なくともパナソニックの件については、質問した記者も石原都知事も勘違いしていることは確かだろう。

さて、情報拡散のスピードが加速度的に増している現在、こうして深夜に記事を書いている最中もネットでは様々な見解が飛び交い、少しづつ形を変えながらどんどん広まっている。

大きな天災が起きた時、どうすればこのような状況で“本当の情報”と“デマ情報”を見極め、的確な行動を取ることができるのか―

このニュースが月曜の朝にはどんな展開を迎えるのか、少し楽しみだ。

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オカルトあんてな
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